賃貸の場合②退去時もしくは入居時の場合

 

2つまとめられた鍵

賃貸は物件によって退去時もしくは入居時に鍵交換を義務付けている場合や、貸主(大家)負担で住人が入れ替わる際に鍵交換を行っている場合があります。賃貸では契約する前に鍵のルールを必ず確認しておきましょう。

 

なかには、指定された業者を使って高額な交換費用を負担しないといけないケースや、確認することでセルフ鍵交換でも認めてくれるケースがあります。

 

 

鍵交換する理由は前の住人が持っている鍵による不正利用を防止するためです。

 

退去時は鍵も返却するのがルールですが、作った合鍵を持っている人もいますし、合鍵の回収までは管理が行き届きません。

 

 

そこでトラブルを防止するために鍵交換をすることで安心を得られてトラブル回避に繋がります。大家の意向で住人の変わる場合は鍵交換をすることを義務付けていることがあります。

 

法律的な話をすると貸主、借主のどちらが負担しないといけない明確なルールはありません。貸主負担で鍵交換している事例も多数ありますが、国の定めるガイドラインでは借り手側が負担するの妥当という見解を出しています。

 

 

契約する前に確認するポイントや物件による錠のグレードの違いの理由などを別のページで解説しています。

賃貸住宅に居住する前に確認すること

 

 

一般的なのは入居時に借主負担で交換

 

ドアノブシリンダーの交換風景

鍵交換するタイミングは色々ありますが、新しく入居する人から見れば、管理会社や不動産会社から渡された鍵に対して「シリンダー交換しているので安全です」と言われても、証拠がないので信じられません。

 

業者の作業明細などで前の住人が合鍵を持っていないことまでは証明できても、大家が合鍵を作って保管しているかもしれないと懸念するケースがあります。

 

そこで、新しく借りる人が入居前後の時期に鍵交換をするように義務付けているケースがあります。

 

 

この場合、セルフ鍵交換を申し入れても断られる可能性があります。貸し手側から見れば、お金を負担するのを嫌がって、自分で変えると言ってそのまま使われることを懸念します。

 

そこで不動産仲介会社や管理会社が用意をした鍵業者を使って契約時に代金の受領まで済ませることを必須にされるケースがあります。

 

 

退去時の鍵交換について

 

文句を言う人

退去時に鍵交換する場合は、契約時の説明を忘れてクレームを言ってくる人もいます。

 

鍵交換費用をめぐるクレームやトラブルを嫌がって、鍵交換はせずに希望者のみ実費で行うルールにしている所も多いです。

 

 

鍵交換するかは別にして、入居や退去時の鍵交換のルールを事前に確認しておくことが大切です。

 

 

承諾を取れる可能性は低いですが、節約したい場合はセルフ鍵交換で済ませることができないか確認を取っておくと良いでしょう。

 

指定した型の鍵を条件に認めてくれる可能性があります。前住んでいた住人の不正利用を懸念して鍵交換をしたいと考えている場合も契約前に、費用や鍵交換するにあたってのルールを確認しておきましょう。

 

 

傾向としてはマンションなど管理会社が入っている所では決められたルール通りに対応しないといけないことが多いです。近所に大家さんが住んでいるアパートなど規模が小さい物件は交渉によって柔軟に対応してもらえます。

 

なかには要望があった場合のみ、貸主負担で鍵交換をしてくれる場合があります。貸し手から見れば、鍵交換費用で入居が決まるのであれば安いものだと考えてくれることがあります。契約後に交渉すると要望が通りにくくなってしまいます。