シリンダー錠の交換であればプラスドライバー1本だけでも交換できます。
ドアの側面にあるネジを外すと、鍵の部分を固定している細長い棒(ピン)が抜けるようになります。ピンを抜く差しする際に、キリのような先が細長い物や、先の細いペンチがあると便利です。
キリがなければマイナスドライバー、ボールペンなどで代用することも可能です。穴あけが必要な場合は電動工具が必要です。
素人のDIYで多いトラブルがネジ穴を潰してしまうことです。ネジ穴にあったサイズのドライバーを用意しましょう。
不安があればホームセンターや通販で複数のサイズが入ったドライバーセットを買いましょう。
プラスドライバーは日常生活のなかで活用することが多いので、良い物を持っておいて損はないです。ドライバーのサイズが合っていれば100円均一の安物でもストレスなく作業できます。
ネジが固くて回りにくいと感じたら、長めで持ち手が太いドライバーを買いなおしてから作業してください。
ネジ穴に対して、少し大きめのドライバーを使うと良いでしょう。垂直にドライバーを当てて、押しながら回すと潰れにくくなります。
プラスドライバー1本で簡単に外すことができると防犯面で不安を感じますが、問題ありません。
鍵を交換する時のネジはドアを開けた側面にあるので、鍵が締まっていれば取り外しはできません。鍵をなくした時に交換する時は、業者が一度鍵開けをしてから交換作業をしています。
電子キーの増設や、既存のシリンダーよりも大きな穴の鍵に交換する場合はドアに穴を開ける作業が必要になります。
電動工具を使って穴を開けます。必要な穴の大きさにあったホールソーという丸い穴を開ける専用工具を用意しましょう。凹凸のある扉に対して大きな鍵を設置する場合は、一部を切り取るなど固定しないといけない場合があります。
また、穴を開ける位置を上手に設定しないと綺麗に付きませんし、場所が間違っていると鍵として機能しなくなってしまう恐れがあります。
メジャー(定規でもOK)と、穴を開ける場所をマーキングするペンやテープを用意しておくとよいでしょう。状況によって異なりますが、以下の道具があると穴あけ作業を含めた鍵交換ができます。
取り扱い説明書を見ながら慎重に作業すれば難しいことはありません。
電動ドリルはパワーがしっかりあるものを用意しましょう。安物でも平均的なサイズがあれば問題ありません。
小型で安く売っているものはパワー不足で穴を開けられない場合や、新たにドアへ打ち込むビスが入っていかないことがあるので注意しましょう。
電動工具のパワー不足の場合は、人の手を加えて強引にやると力が斜めに入ってしまい綺麗に付かなくなる恐れがあります。工具に不備があれば、作業を中断して道具を揃え直してから再チャレンジすることで失敗リスクを回避できます。